和紙印刷と加工

印刷方式について

印刷と言えば『オフセット印刷』。和紙とインキが馴染む本格的な仕上がり。

◎製造工程が大掛かりになるため、コストがかかり小ロットには不向きです。
◎インキが用紙に馴染む仕上がりで、和紙の風合いも活かされます。

御朱印の印刷などで「直書きにより近い風合い」をお求めの場合はオフセット印刷をおすすめしております。後述のPODと異なり、用紙にインキが染み込み馴染んだ質感は、より直書きのもに近くなります。特に、質感にこだわりたいという場合におすすめです。※オフセット印刷の解説はこちら!

〈オフセット印刷の注意点〉データから印刷用の版を作ったり、印刷機のセッテイングなど、PODに比べ手間やコストが掛かかるため、小ロットの製造には向きません。オフセット印刷での小ロットも可能ですが、1枚あたりのコストは割高になってしまいます。目安ですが、1,000枚以上の製造の場合に適しています。

 

デジタル印刷機(POD)による『オンデマンド印刷』で、小ロットにも対応。

◎データから直接出力するため簡単に製造でき、小ロット対応が可能。
◎滲みのないシャープな仕上がりをご希望の場合にも向いています。

オンデマンド印刷は、データからPOD(プリントオンデマンド/デジタル印刷機)による出力で製造するため、小ロットのご希望にも対応しやすいのが特徴です。例えば、A5サイズ(210×148mm)でしたら、100〜2,000枚程度の製造の際に、オンデマンド印刷をおすすめしています。

インキを使用するオフセット印刷とは異なり、トナー(粉状の着色材料)を熱と圧で定着させるため、印刷部分に薄い皮膜ができます。着色材料が用紙に馴染まないため、滲みがなく印刷面にやや光沢を感じます。

〈オンデマンド印刷の注意点〉前述のとおり印刷面の皮膜を作るため、シワ加工や繊維の荒い用紙などには定着しにくい場合があります。御朱印など、印刷面に後から書き込みをする場合、皮膜が画材を弾くため不向きな場合がございます。

 

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