和紙シール印刷:古橋酒造様 『初陣』和紙シールラベル4種類
2024.11.11 | お客様事例
左上から純米吟醸、純米大吟醸、大吟醸津和野(現在は未販売)、純米辛口原酒の和紙シールラベル
シール専用紙を使った日本酒ラベル
島根県鹿足郡の「山陰の小京都」と言われる津和野で、酒蔵を営む古橋酒造株式会社の代表銘柄「初陣(ういじん)」
シールラベル4種類のご紹介です。
初めてお問合せがあったのは2021年2月「日本酒ラベルを大礼紙に印刷して欲しい」という見積りのご依頼からでした。
その後「輸出用に和紙を使ったラベルを作りたい」というご要望から、当社でご案内している和紙シールでラベルの製造に至りました。
ちぎり和紙シールラベル
「ちぎり和紙」は、印刷や加工後の仕上げとして、ちぎってフチを毛羽立たせる「ちぎり加工」を施した和紙。手で漉いたままの和紙のような、断裁機では表現できない素朴な風合いを表現できます。
どんな和紙でも可能な加工と言えますが、和紙によってちぎりやすさや毛羽立ちに違いがあります。当サイトでは、ちぎった後の毛羽立ちが綺麗な和紙をおすすめしています。
今回のラベルは、ちぎった和紙の裏に糊をつけた「ちぎり和紙シール」に印刷・箔押し加工をしました。
◎「純米大吟醸」「大吟醸津和野」ラベル仕様
サイズ:90×100mm
シール紙:さつき
色数:2色
印刷:オフセット印刷
加工:「純米大吟醸」ツヤ金箔押し/「大吟醸津和野」ブルー箔押し、ちぎり抜き加工
※「ちぎり和紙シール」は現状、1種類の和紙シール紙「さつき」にオフセット印刷または箔押し加工での
製造となります。また既存型のみの対応となりますので、可能なサイズはお問合せください。
耐水和紙シールラベル
現在日本酒は、造りの過程で火入れをしていない要冷蔵保存が必要な「生酒」が多く造られています。
また火入れをしていても、「品質保持目的」「冷酒で飲んで欲しいお酒」であることから、製造元が要冷蔵を推奨している
日本酒もあります。
そんな日本酒のラベルには「耐水性」のある和紙や和紙シールがお勧めです。
「耐水和紙シール紙」には「紙製」と「フィルム製」の2タイプがあり、純米吟醸ラベルには紙製の「耐水和紙コットン」を
使用しています。無地ですが表面にザラザラとした和紙の風合いが魅力の和紙シールです。
◎「純米吟醸」ラベル仕様
サイズ:95×90mm
シール紙:耐水和紙コットン
色数:2色
印刷:凸版印刷
加工:キウイグリーン箔押し
耐水性のあるシールラベル (ユポ)
純米辛口原酒ラベルには、和紙ではなくフィルム法合成紙「ユポ」を使用しています。
主原料はポリプロピレンで、水分に強く破れにくいのに印刷適正が高いのが特徴です。今回のラベルではマットな質感のタイプを使用しました。
今回のように用途についてご相談いただければ、和紙以外の材質のシールもご案内しています。
◎「純米辛口原酒」ラベル仕様
サイズ:95×90mm
シール紙:ユポ
色数:3色
印刷:凸版印刷
ユポについて詳しくはこちら:ユポ・コーポレーション
お客様のご紹介
古橋酒造株式会社 公式ホームページ:https://uijin.net
創業明治11年創業。水路には優雅に鯉が泳ぐ風情ある町並みから「山陰の小京都」と言われる島根県鹿足郡津和野の酒蔵。
酒米は津和野産の 山田錦・佐香錦、仕込み水は「水の郷百選」にも選出されている青野山の良質な湧水「天泉」を使用。
すべて地元産にこだわった酒造りをされてます。
代表銘柄「初陣」の名前の由来は、初代蔵元が17歳の時、広島藩士お馬廻りとして鳥羽伏見の戦いで「初陣」を飾ったところから
由来しているそうです。
今年、純米大吟醸はワイングラスでおいしい日本酒アワード2024『プレミアム大吟醸部門』で最高金賞を受賞、
純米吟醸はSAKE COMPETITION2024純米吟醸部門 GOLD (第3位)を受賞されてます。
関連項目