日本酒ラベル印刷:SYULIP(企画・運営:株式会社カルモア)様「日本酒シールラベル/ギフト箱」
2023.08.09 | お客様事例
日本酒のECサイトを運営されているSYULIP様(企画・運営:株式会社カルモア様)より、「吾有事(わがうじ)300mlシールラベル」と「日本酒セット用ギフト箱2種・台紙6種」のご依頼をいただきました。
昨年8月に和紙シールの見積り依頼やサンプル請求をいただき、今年2月に実際に商品化する日本酒ラベルのデザインをお送りいただき、具体的な仕様を打合せしながら進めました。
元々日本酒ラベルのみのご依頼でしたが、共通で使用しているセット用ギフト箱のリニューアル中というお話を伺い、そちらも一緒に製造させていただくことになりました。
和紙の質感と箔押しの文字のコントラストで、高級感のあるラベル
シール紙は、弊社がお送りした耐水性のある和紙シールサンプルの中から、白地の無地でざらっとした質感がある「耐水和紙コットン」を選んでいただきました。
印刷は、淡い色を背景に△・▢・〇をあしらい商品名は細い書体を使ったデザインのため、高精細なオフセット印刷をご提案。
中央の商品名はツヤのある箔押し加工をしました。
箔押し加工は、細い線はかすれ易く、画数の多い文字は潰れやすいため、紙の表面に凹凸のある和紙やファンシーペーパーに押す場合には特に注意が必要です。
仕上がりに不安のあった文字については、SYULIPのデザイナー様にデザインイメージを崩さない程度に調整していただきました。
シール印刷には、基本3つの印刷方法があります。
今回ご依頼いただいた和紙シールは、デザインや加工にあった印刷方法をご相談いただきオフセット印刷をご提案しました。
ロットや色数、選ばれたシール紙での変わる場合がありますので、その都度ご相談ください。
日本酒セット用ギフト箱・台紙 本製造前に本機校正で仕上がりを確認
ギフト箱の形状はフタの両サイド二カ所を差し込むとロックされる形状のN式で、台紙は瓶のサイズやセット本数によって切り替えられる仕様。
材質は、凹凸のあるファンシーペーパー・気包紙に白片面段ボールを合紙したオリジナルシートを使用し、蓋にツヤ消し銀箔でロゴを箔押ししました。
気包紙の質感と控えめに入れたロゴが、とても上品な印象の箱に仕上がってます。
実は、本製造前の本機校正では別のファンシーペーパーを使用してましたが、お客様のイメージに更に近付ける為、改めて用紙サンプルをお送りして質感と厚さを再検討。
今回の気包紙に決定しました。
本製造前の校正は通常、印刷についてはオンデマンド印刷の出力紙、箱の形状については設計サンプルや紙見本での簡易校正ですが、
それだけでは正確な仕上がりは確認できません。
実際の仕上がりをチェックされたいお客様には、本製造と同様の用紙や機械で行う「本機校正」をお勧めしております。
SYULIP シュリップ(企画・運営:株式会社カルモア)様(HP)
日本酒の情報を配信するWEBメディアからスタート。運営スタッフやライターは、ソムリエ、サケディプロマ、唎酒師といった日本酒に精通した有資格者で構成。現在は全国で出会った美味しい日本酒をちょうどいいサイズで届ける、日本酒ECサイトを運営されています。