〈印刷実績あり!〉ポスター、浮世絵など様々な用途で使える大判和紙の印刷
2024.11.21 | 制作と入稿 | コラム
目次
大きい(大判)サイズの和紙へ印刷
弊社の得意分野は和紙印刷です。
その技術を生かしお酒のラベルや、御朱印などの小さい印刷物を取り扱っておりますが、実はポスターなどに使用する大きいサイズの和紙印刷も、弊社でできるんです!
実際に包装紙や、インテリア用の浮世絵など、製造をお手伝いした実績があります。
また過去には、展示会用の写真・イラスト、絵画、家系図、法要文などのお問い合わせをいただいたこともあり、大判和紙への印刷需要が高まっていると感じています。
そこで、今回のコラムでは弊社の大判サイズの和紙印刷についての環境や、大きい和紙におすすめの印刷物などについてまとめていきます。
「和紙の印刷工房」でできる印刷方式のメリット・デメリット
「和紙の印刷工房」で大判サイズの和紙に印刷する方法は、オフセット印刷と、大判プリンタを使用したインクジェット印刷があります。
それぞれの印刷方式にメリット・デメリットがありますので、以下で説明していきます。
印刷できる最大サイズ | ・菊判サイズ(636×939mm)程度まで | |
オフセット印刷のメリット | ・大ロットが得意 (大判サイズの経済ロット:100枚以上 ※経済ロットは商材によって異なります。) ・印刷できる和紙の種類と厚さが選べる ・同じものをたくさん作りたい場合におすすめ |
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オフセット印刷のデメリット | ・小ロットで印刷するとコスト高 | |
印刷した時の見た目 | ・(インクジェットに比べると)シャープさがあり、発色がよい |
オフセット印刷の場合、紙の種類や”紙の厚さ”も選べます。
薄手の場合は四六判45~70㎏相当、厚手の場合は四六判90㎏相当以上の厚さから選べます。
◎大判プリンタ(インクジェット)
(用紙の種類は2024 年11月現在、耐水和紙のみとなります。)
印刷できる最大サイズ |
・塗り足しとトンボ込みで短辺890mm ※長辺の長さはご相談ください。 |
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大判印刷のメリット | ・1枚から対応可能 ・掛け軸のような細長いものでも印刷可 ・いろんな種類を少しずつ欲しい時におすすめ |
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大判印刷のデメリット | ・小ロットのみの対応 ・印刷の仕上がりがシャープさに欠ける |
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印刷した時の見た目 | ・用紙によっては発色があっさりになる (例:スミ100%で印刷した時、スミ70%ほどの見た目) |
用紙にもよりますがインクを吹きかけて印刷する仕様上、紙がインクを吸収し、あっさりした見た目になりやすいです。
ですが、大きなサイズで近くから見る用途で無いなら気になりません。
遠くから見た際は、手書きした時のような見た目になり、独特の風合いがでます。
弊社では和紙出力の経験を活かし、それぞれの印刷方式に合った画像調整を行います。
インクジェットでの印刷もお任せください。
以下にインクジェット出力の比較画像をまとめましたので参考にしてください。
大判和紙印刷~画像調整とサイズ違いの見え方 比較~
◎調整前の画像とインクジェット印刷向けに調整した画像を出力し、比較。(A3サイズ)
調整前 | 調整後 |
調整前 | 調整後 |
調整前 | 調整後 |
調整前 | 調整後 |
調整前のものと比べると、それぞれ色にメリハリが付き、再現性がアップしています。
◎インクジェットで印刷したA3サイズと、幅890mmのサイズで比較。
大判サイズにすると多少ザラつきが出るものの、遠くから見るとA3サイズの出力とあまり変わらない見た目になります。
大きい和紙へのオススメ印刷物
大きい和紙はインテリアの浮世絵や、屋内掲示用ポスターなどにおすすめしています。
前述しましたが、弊社での製造実績は、包装紙、インテリア用の浮世絵、和凧などがあります。
また、過去お問い合わせいただいた中には家系図や展示会用の写真等もあります。
大きい和紙でしか出せない雰囲気を、オリジナルの印刷内容にプラスしてみてはいかがでしょうか。
おすすめ
・ポスター
・インテリア用(壁に飾る等)の浮世絵
・和凧
・書
・キャラクター商品
まとめ
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
大きいサイズの和紙への印刷をお考えの方は、和紙の印刷工房へぜひお任せください。
豊富な実績と培った技術で、理想の仕上がりをご要望通りに形にします。
こちらの記事ではオフセット印刷とPODを比較しています。
印刷方式について
和紙に浮世絵を印刷:楮紙と奉書紙を使用
和紙に古地図を印刷:楮紙と奉書紙を使用
和紙に漫画やアニメのキャラクターを印刷