和紙に古地図を印刷:楮紙と奉書紙を使用
2023.09.04 | 制作と入稿 | コラム
和紙にふさわしい印刷をPRするため、古地図を楮紙と奉書紙に印刷しました。
奉書紙
奉書紙は古くより、公用書や浮世絵版画などに使用されてきた和紙です。
コピー用紙のような白色度があり、平滑性も高いため、デザインの再現性が高い用紙です。カラー印刷も可能です。
楮紙(こうぞし)
楮紙は、原料に楮を用いた和紙のことで、やや黄色がかった色味が特徴です。
また、紙の厚さも均一ではなく、ややムラがあり、ところどころ楮の繊維が見えることも大きな特徴です。そのため、写真のようなきれいな印刷をするには不向きです。よって、そうした点を欠点ではなく長所とし、楮紙の素材感を楽しむような気持ちで触れていただけるとありがたく存じます。
古地図は、奉書紙よりも楮紙の方が『それらしい風合い』となり、おすすめです。
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