御朱印をキラキラ豪華に!ハイピカ紙の特徴と印刷のポイント
2026.01.09 | お知らせ | 御朱印 | 制作と入稿

御朱印をキラキラ豪華に仕上げたいとお考えのデザイナー様、寺社の御朱印担当者様へ。華やかな輝きを放つ「ハイピカ」紙なら、特別な御朱印を作ることができます。ハイピカのゴールド、シルバーの色の仕上がりや、美しく仕上げるためのデザインのポイントを詳しくご紹介します。
※本記事のサンプルは全てオンデマンド印刷で作成しています。
目次
ハイピカとは?キラキラ豪華な御朱印に最適な紙
ハイピカは、上品な光沢感が特徴のアルミ蒸着紙です。ゴールドとシルバーの2色展開で、箔押しと比較すると落ち着いた輝きを放ちます。
箔押しは文字やイラストなどワンポイントでの使用が一般的ですが、ハイピカは紙全体が光沢を持つため、より華やかで豪華な印象を演出できます。裏面は白色です。切り絵御朱印にも適しています。
ハイピカが向いている御朱印デザイン
お正月や、祭祀・法会などの行事、記念日など、特別感やオリジナリティを表現したい場合におすすめの紙です。ハイピカを使用することで、御朱印をキラキラ豪華に仕上げることができますが、ハイピカゴールドは紙の色が印刷結果に影響するため、色選びには注意が必要となります。使用する色によっては意図した仕上がりにならない場合があります。次の章で実際のサンプル画像とともに、仕上がりの特徴を解説します。
キラキラ豪華な御朱印デザイン 知っておきたいハイピカの印刷仕上がり特徴
◎ハイピカゴールド、シルバーに共通の特徴
- 印刷濃度と光沢の関係:色が濃いほどキラキラとした光沢感が弱まります。
- 薄い色の見えにくさ:濃度30%以下の薄い色は印刷しても見えづらくなります。
- 黒はリッチブラック(C30M30Y30K100など掛け合わせの濃い黒色)よりも、スミ1色(K100)の方がくっきりとした綺麗な黒に仕上がり、おすすめです。

上から順に、一般的な白い和紙「奉書紙」とハイピカゴールド、シルバーの黒と黄色の仕上がり比較サンプルです。同じ色のデザインをそれぞれの紙で印刷しました。右側の黄色は、Y50%以下から色の差が判別しづらくなり、30%以下の薄い色は紙色にほぼ同化しています。

「和紙の印刷工房」のロゴは、上段がスミ1色(K100%)、下段がCMYK4色を掛け合わせた濃い黒(リッチブラック C30M30Y30K100)。ハイピカゴールド、シルバーどちらも、下段のリッチブラックは墨汁のような「黒らしさ」が無く、濃い茶色に仕上がりました。
さらに、カラーチャートも印刷しました。

「奉書紙」に印刷したカラーチャート。各チャートの右上が0%(白)で、右上に近付くほど色が薄くなります。

同じデータでハイピカゴールドに印刷したカラーチャート。右上に行くほど色が同化して見えにくくなりました。

同じデータでハイピカシルバーに印刷したカラーチャート。右上に行くほど色が見えにくくなるのはゴールドと共通です。ハイピカシルバーでは、紙の色に黄色味が無い分、色味の印象を保つことができているようです。
◎ハイピカゴールドの特徴
- 青系の色は紙色に影響を受けるため相性が悪く、黄味がかって緑色になったり、紺色は濁った紫色と、色味が変わってしまいます。
- 赤系の色は黄色味が強くなりますが、青系ほど色味の印象は変わりません。
- 黄色の濃度30%以下は、紙の色と同化してほぼ見えません。
◎ハイピカシルバーの特徴
- 白色の和紙(奉書紙など)で印刷した場合と色味の印象はほぼ同じですが、若干色が沈んで見えます。
以上の特徴を確認できるハイピカの御朱印デザインサンプルを作成しました。

左から順に、一般的な和紙「奉書紙」とハイピカゴールド、シルバーの御朱印サンプルです。CMYKそれぞれ単色100%を基本とし、濃度を50%・80%・グラデーション(0%~100%)のバリエーションを作成。同じデザインでそれぞれの紙に印刷しました。奉書紙とハイピカシルバーでは色味の印象はそれ程変化がありませんが、中央のハイピカゴールドがかなり違う色味になりました。

続いて上と同じデザインで、御朱印の背景色の配合を変え、赤紫色や黄緑色などの中間色をテストしたサンプルです。中央ハイピカゴールドの青(C100M50)は、他と全く異なり、緑がかったくすんだ色になりました。紫色(C50M100)も、青みが感じられない「えんじ色」に。ハイピカシルバーはどの色も少々暗く沈んでいますが、明るい黄緑色(C50Y100)もそれほど印象が変わらず再現できています。
こちらは同様に、背景色を赤色、オレンジ色、緑色、青紫色に変えてのテスト結果です。ハイピカゴールドの赤は朱色に、青紫色は青みが弱まり、濁った紫色になりました。

同様に背景色に黒(K30%)などを追加し、和を意識した暗めの色でテストしました。上記サンプル同様の傾向で仕上がりました。
美しく仕上げるためのデザインのポイント
まず、御朱印デザインの中で、「文字やイラストの部分を光らせたい」のか、「全体にキラキラとした光沢感が欲しいのか」を決めます。それぞれのデザインのポイントを解説します。
ワンポイントで文字やイラスト部分を光らせたい場合

ワンポイントで文字やイラストを光らせたい場合は、文字やイラストを白色でデザインしましょう。白い部分は印刷されないため、紙本来の光沢が活きます。
全体を豪華に輝かせたい場合

背景色(地色)を使わず、作例のように文字や印影・イラストなどで構成すると、紙全体にキラキラ光沢を活かせるためより豪華な印象が演出できます。濃い色の背景色を使うと光沢感が弱くなるため、この場合もし背景色が必要であれば、薄い色から白へのグラデーションを使用すると、光沢感も維持できて効果的です。
光沢も色味も両立させたい場合は?
前述の通り、ハイピカは淡い色(濃度30%以下)がほぼ見えず、ゴールドは青系が緑がかった色に仕上がります。光沢感と色の美しさを両立させたい場合は、「箔押し+発色の良い和紙」の使用をおすすめします。
御朱印の用紙選びをサポート。複数の紙サンプルで仕上がり比較も対応します
ハイピカ紙を使えば、通常の御朱印とは一味違った豪華な御朱印を作ることができます。参拝者の方に喜ばれる御朱印の和紙や用紙選びに迷った場合、本製造前にハイピカと他の和紙で仕上がりを比較したい場合は、ぜひ和紙の印刷工房にご相談ください。複数の和紙での比較サンプル作成も承っております。
御朱印累計160万枚製造※の実績を持つ当工房では、豊富な経験から得た和紙の知識を活かして、御朱印デザインに最適な和紙をご提案をいたします。
※2025年12月時点。サイトオープン2017年(御朱印サービス開始は2019年)からの御朱印、御城印など様々な〇〇印の累計。
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こちらの御朱印では、御本尊様の絵や寺社印、筆文字などの素材をお送りいただき弊社でデータ化しました。デザインのアプリケーションをお持ちで無くとも、経験豊富なデザインスタッフが常駐していますので、弊社でご要望をカタチにいたします。お困りの際はぜひご相談ください。
頒布の際、御朱印を入れる和紙のミニファイルもおすすめです。








