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御朱印の印刷が注目される背景とは?利用するメリットや実績も紹介

2022.05.18 | コラム

以前は手書きや押印が一般的だった御朱印ですが、近年は神社・お寺の人手不足や新型コロナウイルス対策により、印刷した御朱印が増えています。御朱印の印刷を利用すると、業務を大幅に効率化できるうえ、人件費の削減にもつながるなど、多くのメリットがあります。

御朱印はこれまで、用紙に筆書きし、朱肉を使って押印するのが一般的でした。

しかし、近年は御朱印を印刷して配布する神社・お寺も増えてきています。

今回は御朱印の印刷が注目されている理由と印刷のメリットを解説するとともに、御朱印の印刷を検討している方向けに、和紙の印刷工房のデザイン実績を紹介します。

御朱印の印刷が注目される背景

もとは手作業による筆書き・押印が主流だった御朱印の印刷が増えている背景には、以下2つの要因があります。

 

1. 人手不足

文化庁が毎年行っている宗教統計調査によると、令和3年度における神社の数は約8万、寺院の数は約7万6,000に上っています。[注1]

一方で、神社では神主、寺院では僧侶にあたる「教師」の数は、神社(神道)では約7万人、寺院(仏教)では約54万人となっています。

単純に計算すると、神社にいる神主の平均人数は1.1人、寺院にいる僧侶の平均人数は7.1人となり、特に神社は深刻な人手不足に陥っている実状がうかがえます。

そこに昨今の御朱印ブームが重なり、手作業による対応が難しくなったことから、手軽に作成・配布できる御朱印の印刷に注目が集まっています。

 

[注1]文化庁「令和3年度 宗教統計調査 系統別」

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00401101&tstat=000001018471&cycle=0&tclass1=000001160766&tclass2val=0

 

2. 新型コロナ対策

2020年初頭より、全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルスは、2022年5月現在においても、未だに収束の兆しが見えません。

政府からは3密(密閉・密集・密接)は避けるようにとの通達が出され、人が集まりやすい場所においてはソーシャルディスタンスを確保することがもはや常識となりつつあります。

しかし、昨今の御朱印ブームと、未曾有の事態の収束を祈る人の増加により、神社や寺院は時として「密」の状態になることがあります。

特に人気のあるところや、規模の小さなところでは御朱印を希望する人が列をなすことも多く、3密が発生しやすい傾向にあります。

あらかじめ印刷した御朱印を配布すれば、神社・お寺の滞在時間が短くなり、3密の回避につながることから、印刷に切り替えた神社・お寺も多いようです。

 

御朱印の印刷を利用するメリット

御朱印の印刷を利用すると、人手不足の解消や新型コロナの感染拡大防止以外にも、以下のようなメリットがあります。

 

1. 業務の効率化

神主さんやお坊さんには、参拝客に御朱印を授ける以外にも、さまざまな業務があります。

そのため、御朱印を授けることに多大な時間をかけていると、他の業務に支障を来すおそれがあります。

神社やお寺によっては、日常業務への影響を減らすため、閉門後あるいは業務受付終了後に、あらかじめ御朱印を書きためておく「書き置き」作業を行うところもあるようです。

こうした作業はいわゆる「残業」にあたるため、神主さんやお坊さんに大きな負担がかかってしまいます。

そこで、あらかじめ御朱印を印刷しておけば、参拝客には御朱印を配布するだけで済むため、業務の大幅な効率化につながります。

 

2. 繁忙期の人件費削減

土日などの週末や大型連休は神社・仏閣巡りをする方も多く、平時より混雑する可能性があります。

当然、御朱印を希望する参拝客も増えるため、神社やお寺の中には、繁忙期に合わせて人手を増員し、対応に当たるところも少なくありません。

御朱印の印刷を利用すれば、印刷した用紙を配布する人員だけで済むので、繁忙期でも増員する必要がなく、人件費を削減できます。

 

和紙の印刷工房のデザイン実績を紹介

和紙の印刷工房では、長年にわたって日本酒ラベルを作り続けてきた経験とノウハウを活かし、御朱印の印刷をはじめとする和紙への印刷・加工サービスを提供しています。

ここでは一例として、和紙の印刷工房のデザイン実績を2つ紹介します。

 

1.御朱印の印刷事例

長い繊維やあま皮などが入らない、柔らかくてしなやかな和紙「さつき」に、4色カラーのオンデマンド印刷で御朱印を印刷した事例です。

お正月用の特別な御朱印とのご依頼だったため、和紙の四辺にはちぎり加工を、「迎春」の部分には金色の箔押しをそれぞれに施して特別感を演出しました。

箔押し加工は金色だけでなく、赤や青、緑などのメタリック色にも対応しているほか、箔押しに使う箔版の種類も、デザインやコスト、生産ロット、耐久性などを踏まえて、最適な版の材質や厚みを決定しています。

和紙印刷:日峯神社 『お正月用 御朱印』

2.御朱印の印刷事例

御朱印の印刷は、「手書きの手間を省きたいけれど、押印や日付はその場で入れたい」などのご要望にも対応できます。

墨書き風のフォントを使用し、神社の名前と「奉拝」の文字、そして数字の部分を空白にした日付(元号と年月日)のみを入れたオフセット印刷を行えば、あとから押印・筆書きすることもできます。

1の事例のように箔押しを行うと、その上から文字を書き込めなくなりますので、あとから文字や数字を手書きしたいときはシンプルなデザインの印刷がおすすめです。

和紙の印刷工房ではこのように、お客様のご希望に沿ったデザインに仕上げさせていただきます。

和紙印刷:玉簾神社『書置き御朱印』と製造のポイント

 

他のデザイン実績や印刷サービスについて、詳しくはこちらをご覧ください。

https://washi-insatsukobo.com/pr/index_s_washi_insatu_046.html

 

まとめ

近年は御朱印ブームの到来により、神社やお寺に多くの参拝客が訪れるようになりました。

もともと神社やお寺は深刻な人手不足に陥っているうえに、現在は新型コロナウイルスの影響で3密を回避しなければならないことから、御朱印の業務効率化は神社・お寺の急務となっています。

御朱印をあらかじめ印刷しておけば、手書き・押印の手間を省くことができますし、3密の回避にもつながって一石二鳥の効果を期待できます。

和紙の印刷工房では、お客様のご要望に応じて、さまざまなデザインの御朱印印刷を承っております。

御朱印の印刷を検討している場合は、ぜひ和紙の印刷工房までお気軽にお問い合わせください。

https://washi-insatsukobo.com/contact

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