和紙印刷:日峯神社 『お正月用 御朱印』
2020.01.24 | お客様事例
福岡県九州市の日峯神社様より、「お正月に頒布する御朱印を作りたい」と、ご相談をいただきました。「お正月なので特別感を出したい」とのご希望から、『ちぎり加工』と『箔押し』を盛り込んだ『特別な御朱印』製造をお手伝いいたしました。
日峯神社 様(HP)
貞観2年(西暦860年)、福岡県北九州市に創建された長い歴史を持つ神社です。海上交通安全の神として永きに渡り崇敬されており、10月18日の大祭日には神楽を奉納し、祭祀を絶やすことなく歴史と文化を守り伝えています。 〒807-0876 北九州市八幡西区浅川日の峯1丁目8番8号
ちぎり加工に適した材質とデータ調整
『ちぎり加工』は、和紙を手作業で切り離すことで縁を毛羽立たせ、化粧断ちとは一味違った風合いを出す加工です。毛羽立ちが長くないと独特の雰囲気が出ませんので、使用する和紙は繊維の長いものが適しています。おすすめの2種類をご提案し、お客様に選んでいただきました。
デザインデータはお客様よりご用意いただきましたが、絵柄の端をぼかすことをご提案。これは、紙の端まで印刷が入ると『ちぎり』部分の毛足にかかってしまうため、より自然な仕上がりするためです。
箔押しでさらに特別感をアップ
さらに、特別感を加えるため、「迎春」の文字をツヤ金の『箔押し』にいたしました。刷り色の違いではなく『箔押し』にすることで、デザインのアクセントになっています。色数よりも、和紙の風合いや加工を加えることで、特別な季節にぴったりの御朱印が出来上がりました。
特殊加工にはお時間をいただきます
今回は、良い仕上がりのために様々なご提案をいたしましたが、年末のため中々タイトなスケジュールになってしまいました。特殊加工が入る分、製造には時間を要するのですが…製造スタッフ一同がんばりました!無事、ご希望納期に間に合い、胸を撫で下ろしました。
和紙の印刷工房では、ご用意いただいたデザインを材質・印刷・加工に合わせて調整させていただき、より良い仕上がりをご提案しております。お客様のご希望に沿えるよう、長年のノウハウを活かしサポートをいたしますので、おまかせください!!
※特殊加工を施す場合は長めの製造時間を要します。納期のご希望をうかがいますが、どうしても対応できない場合もございますので、ご了承をお願いいたします。