和紙印刷：『調味料小瓶用』ラベルシール

2018.03.21 | お客様事例

石川県の能登デザイン室様より、鳥居醤油店様の製品「しょうゆ」「もろみ粉」「もろみ塩」の小瓶用ラベルシールのご注文をいただきました。

正面と裏面に商品名、フタにロゴマーク、瓶底に原材料などの表示が入るようにデザインされた、帯状のラベルシールです。封緘としての目的もあり、フタを開ける際にシールを剥がさず開けられる様にデザインされていましたが、開けやすさを考慮して『瓶とフタの間にミシン目を入れる』ことをご提案させていただきました。

タック紙は和紙の質感を感じられるものをご希望でした。いくつか候補をご提案の上、「和紙レーヨン」で製造いたしました。和紙系材質の注意点として、色ベタに白抜き文字といったデザインがやや苦手であることが挙げられます。凸版を使用するシール印刷では、細かい柄や文字が潰れてしまう場合があります。

今回いただいたデザインもそうした心配がありましたので、お客様には「文字を大きくする」「線を太くする」など、デザインの調整をお願いいたしました。入稿後の調整にご協力いただいた甲斐もあり、白抜き文字もきちんと仕上がっています。納品先の鳥居醤油店様にもお喜びいただけたとのこと、ホッといたしました。

掲載の写真は、お客様よりご提供いただきました。事例掲載もご快諾いただき、誠にありがとうございます。

能登デザイン室様（HP）
石川県七尾市能登島で、住宅や店舗、インテリア関連のデザイン、建築設計を行うデザイン事務所。建築のみならず、家具や雑貨、工芸品、工業製品の商品開発・デザイン、能登の産品の商品開発、それに伴うグラフィックデザインなど幅広く活動されています。