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材質紹介:透かし模様の和紙

2019.10.23 | NEWS | コラム

和紙には様々なタイプがありますが、今回は「透かし」模様の入った和紙サンプルをご紹介いたします。サンプルのデザインは当社で取扱の多い「日本酒ラベル」になっております。

光にかざし透かすと、より見える『透かし模様』とは?

『透かし模様』は紙の粗密または厚薄を利用し、光にかざすと薄い部分が明るく、厚い部分が暗く見える仕組みになっています。身近なものでは、偽造や改ざん防止として紙幣に利用されています。

透かしの技術には「白透かし」と「黒透かし」があります。ご紹介しているのは「白透かし」和紙で、模様の部分の厚みを『薄く』することで模様を入れています。一方の、「黒透かし」では、『薄い』部分と『厚い』部分の両方を組み合わせています。

紙幣で使用されている「黒透かし」の方が複雑な模様を再現しやすいと言えますが、実は”すき入紙製造取締法”で保護されているため、無許可での製造は禁止されています。

凹凸があっても印刷できる?

今回のサンプルには、和紙メーカーの既製の絵柄(市松、灯模様)を使用しました。「透かし」の都合上、紙に凹凸(厚みの差)があるため心配された、印刷時の給紙や通紙も問題ありませんでした。インキの乗りも問題なく仕上がっています。

後ろから光を当てると透かし模様がよく分かります。お酒のラベルに使えば、バーのカウンターなどライトアップされる場面で目を引きそうです。細かいデザインには不向きですがオリジナルの模様も可能ですので、家紋やロゴなど入れても面白そうですね。きっと、印刷や表面加工とは一味違った仕上がりになりますよ。

和紙印刷なら当社におまかせ!

当社は大正10年に創業し、米どころである新潟県柏崎にて、日本酒ラベル、和菓子のお土産品など和紙を利用する印刷物を通して印刷技術を培ってきました。

新たに和紙を利用した印刷物の作成をお考えであれば、ぜひ和紙の印刷工房にお任せください。

豊富な実績と培った技術で、理想の仕上がりをご要望通りに形にします。

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