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和紙印刷:球磨焼酎『極楽しず寝』ラベル

2021.09.27 | お客様事例

加工をプラスして際立たせる、高級感あるメタリック紙ラベル。

球磨川アーティザンズ 様より、人吉・球磨の老舗蔵元 有限会社林酒造場様の球磨焼酎「極楽しず寝」ラベル2種類(一般用/高級用)をご依頼いただきました。

◎ご要望を考慮して、「和紙」以外の紙をご提案。

お客様のご要望は、「ボトルを引き立たせる高級感溢れるラベルの製作」と、「艦船と文字をメタリックまたは厚盛で際立たせたい」でした。当初は和紙をご検討されておりましたが、「メタリック」のイメージから艶消し銀のタック紙をご提案させていただき、採用となりました。艦船の濃い印刷部分は、紙質のメタリック感を強調するためニスを印刷、「軽巡洋艦 球磨」の文字にはエンボス(浮き出し)と箔押し加工をご提案。

◎質感にこだわり、1色刷りを4色に分けて印刷。

印刷では、空と海のグラデーションを自然な仕上がりにするため、通常1色刷のところ、グラデーション別に4つに分け、調整、印刷。加工では、ニスによるツヤ出し効果と、箔押し+エンボスの立体感でメタリック感が強まり、文字と艦船が際立ちました。今回の「ホイル消銀タック紙」は、基材にアルミが含まれているため、エンボス加工による陰影と相性がよく、オススメです。

◎お酒のグレードによる差別化をどうするか?

熟成開始年の違う2種類の同じデザインのラベルを、仕上がりをあまり変えずにどのように差別化するか、お客様と打ち合わせのうえ、一般用のラベルには加工をしないことで、高級用ラベルとの差別化を図りました。

↓高級用:1色印刷+ニス+黒箔押し+エンボス(浮き出し)加工

↓一般用:1色印刷

クライアントの林酒造場様は人吉・球磨地方では、1番古い歴史を持つ蔵元。今回の最高級酒のラベルは、「焼酎のイメージを決して壊す事無く、古めかしさを醸しつつもモダンな感じに仕上げたかった」との事。クライアント様には「質感がすばらしい」と、お喜びの声をいただけました。

球磨川アーティザンズ 様のご紹介
熊本県人吉市を拠点に人吉市と周辺の球磨郡地域の農産物を生かした商品を開発し、国内外への販売がメイン。地域ブランドの開発・振興を目的とした、地元の店舗・業者様のラベルデザイン等も行われています。球磨川アーティザンズ 様HP

◎和紙に限らず、デザインを引き立てる材質選びをお手伝いします!

「和紙でのラベル作成」を当初検討されていたことから、当社にお問合せいただそうです。当社では和紙以外の特殊紙、一般紙、耐水紙での実績も多数ございます。どの材質・加工がデザインをより効果的に引き立てることができるか、そしてもちろん、冷蔵・冷凍用などの用途に合わせた最適なものをご提案しております。ラベルのことなら、和紙に限らずどんなことでもご相談ください。

 

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