和紙印刷:熊本フェリー『オーシャンアロー御船印』
2021.05.31 | お客様事例
目次
人気の「○○印」に、新しく『御船印(ごせんいん)』が加わりました!
当社では、これまで和紙印刷による「御朱印(神社・寺院)」や「御城印(お城)」の製造に数多く携わってまいりましたが、この度新たに『御船印』が登場!!船旅を楽しむ企画と合わせて展開されているようです。古くからの「御朱印」を元に、「〇〇印」の世界は様々な広がりを見せていますね。
『御船印』とは?「旅をしながら集める船の御朱印」として作られた、乗船の証。「御船印めぐりプロジェクト」に参加する、全国47社(2021.05.31現在)の船会社から発行されています。
当社初の『御船印』は、熊本フェリー株式会社 様「オーシャンアロー御船印」
海の色をイメージした淡いブルーを背景に、航路の入った地図と、島原(長崎)と、熊本を最短30分で結ぶ高速カーフェリー「オーシャンアロー」のエンブレムがデザインされています。
ご入稿いただいたデザインの中でも、特に「海の色をキレイに出したい」とのご希望から、柄のないシンプルな和紙『銀奉書』『むつきしろ』『さつき』の3種類をご提案。実際にサンプル出力したものを発送し、お手元で比べていただきました。
お客様のイメージした仕上がりはどの用紙?
写真ではわかりにくいかもしれませんが、同じデータ(色)でも印刷する紙によって色が違って見えています。
写真左『銀奉書(奉書紙)』
表はツルっと滑らか、裏は素朴な風合い。求める質感に応じてどちらの面も使う場合がある。3種類の中で1番青みのある白。
写真中『むつきしろ』
原料の風合いが活かされた和紙。表面は触ると控えめで細かな繊維を感じる。[銀奉書]に比べ黄色みのある白さ。
写真右『さつき』
手触りが柔らかくしなやかで、高級感のある手漉きのような風合いの和紙。3種類の中で1番黄色みが強い白。
「海の色」は、紙自体の色によって違った色みに見えるため、お客様社内の皆様でご検討いただいたそうです。
悩まれた結果、用紙は『むつきしろ』(写真中央)に決定。
↓『むつきしろ』拡大:少し光沢のある細かな繊維を感じます。
小ロットでのご注文につき、オンデマンド印刷にて製造し、無事納品となりました。すでに「御船印めぐり」がスタートしており、お急ぎのご注文でしたので、今回は特別にスピード対応させていただきました。
熊本フェリー株式会社 様(HP)
有明海でフェリーを運航する海運会社。通常の運航のほかに、「島原までの往復クルージング」「フェリーを使った旅行プランの取り扱い」も行っています。
(一社)日本旅客船協会 公認「御船印めぐりプロジェクト」
今回の熊本フェリー(株)様を始めとする、全国47社(2021.05.31現在)の素敵な御船印が確認できます。御船印を集めることにより認定される、御船印マスター制度もあるそうですよ♪
《お客様の声》
今回初めて貴社を利用させていただき、ネットと電話での内容確認になりましたが、ご担当者様のお気遣いのお陰でスムーズに打ち合わせができ、安心して発注できました。仕上がりに関しても紙質・色・梱包・納期全てにおいて満足のいく内容でした。今後、船旅を愉しんでもらうアイテムの一つになると思います。リピート発注の際は是非利用させていただきます。ありがとうございました!
お客様には、こだわりの色合いを複数の印刷サンプルから選べたところも喜んでいただけたようです。発売に間に合うよう、お力になれたことを嬉しく思います!