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和紙ラベル・シールを使うメリット、自作のデメリットを解説!

2022.05.16 | コラム

和紙ラベル・シールには独特な風合いがあり、より商品の魅力を引き立てる役割があり、魅力的です。しかし、和紙にはさまざまな種類があるため、どの和紙がいいのか悩むことも多いはずです。今回は、和紙の種類や特徴を実例とともにご紹介します。

和紙の特徴や和紙ラベル・シールを使うメリットを知ることで、よりラベルやシールを貼りたい商品の特性にあった和紙を選ぶことができます。和紙の種類やメリット、デメリットなどを紹介していくので、イメージにあう和紙をぜひ見つけてください。

 

 


◎和紙ラベル・シールの特徴とは?

まずはじめに、和紙を使ったラベルやシールの特徴について紹介していきます。一般的な紙のラベルやシールと比較することで、より和紙ラベル・シールの良さを感じることができます。

和紙の質感で仕上がりを格上げ

一般的な紙のラベル・シールには、光沢のあるコート紙がよく使われています。印刷適正も高いため印刷の仕上がりという面では申し分ありませんが、用紙の質感がラベルやシールのデザインに大きく影響することはありません。

一方で、和紙には毛羽立ちや繊維の入り方など特徴的な質感や色合いがあり、選ぶ和紙によってラベル・シールの雰囲気を大きく左右する力があります。華やかなデザインに落ち着きを与えたり、シンプルなデザインに味わいを加えたり…そういったトータルの仕上がりに影響する魅力を備えています。

デザインはそのままに雰囲気を変えたい場合や、他とはちょっと差をつけたい、そんな時にはぜひ紙ラベルをご検討ください。

クライアント:おかずとおつまみ otsu 様 www.otsukarefood.jp / good design market KOK 様 www.kok-design.jp

耐水和紙シール:冷蔵惣菜ラベル

和紙の独特な風合いは幅広い用途にマッチする

和紙ラベル・シールと相性がいいものは、和風のものだけとは限りません。和紙の風合いが与える雰囲気は、洋風なデザインにも魅力をプラスします。

シンプルなデザイン、箔押し加工などとの相性は間違いありませんが、実は地色を敷いたデザインにも質感が生まれて好相性なため、和洋問わず様々なデザインにマッチします。日本らしさを感じさせたい、海外向け製品などにもおすすめです。

また、和紙ラベル・シールは、木箱や貼箱の箱貼(ラベル・シール)にもよく使用されています。「既製箱を使っている」「印刷が難しい」という場合に、箱貼を和紙にすることで手軽に高級感を持たせることができます。

クライアント:㈱ジェイ・シー・イー・オーバーシーズ 様『死海の塩 バスソルト専門店 エムナー』

耐水和紙シール:バスソルトラベル

和紙は耐久性に優れている

現存する最古の和紙は、奈良の正倉院に保管されている、702年頃に作成された戸籍記録とされています。

全ての和紙が同様の耐久性を持つ訳ではありませんが、1000年以上の保存に耐えています。一般的な紙である洋紙の耐久性は数十年と言われていますので、比較しても和紙の耐久性が優れていることが分かります。

そのため、長く愛用する商品や、長期間保存できる商品のラベル・シールには、和紙を使用したラベルがおすすめと言えます。

 

◎和紙ラベル・シールで使える、和紙の種類と特徴とは?

和紙にはさまざまな種類があり、種類によって見た目や質感が大きく異なります。当社で取扱のある和紙の中から、代表的で人気のある和紙をご紹介します。

細く長い繊維の入った『雲竜紙』

雲竜紙(うんりゅうし)は、紙漉きの段階で「華」と呼ばれるレーヨンや楮(こうぞ)※の繊維を散りばめるのが特徴です。

レーヨン繊維や楮の繊維が雲を昇る竜に見えることから、雲竜紙と呼ばれています。「これぞ和紙」という、長い繊維の入った見た目と質感が魅力です。

※楮(こうぞ)…和紙の原料として使われるクワ科の植物

上品さと高級感なら『大礼紙』

上品な雰囲気や高級感を醸し出せる和紙がいいという人は、ぜひ大礼紙をチェックしてください。

大礼紙とは、昭和天皇即位の儀式「大礼の儀」にあやかって作られた和紙のこと。雲龍紙のようにレーヨンや楮を加工した繊維が入っていますが、こちらは繊維が太く短めで、華やかながらも非常に上品な雰囲気を持っています。挨拶状などに用いられることが多く、冠婚葬祭などフォーマルな場所での使用にもおすすめです。

上品で高級な雰囲気のある和紙ラベルやシールをつくることができます。

ぬくもりや趣を感じさせる『手漉き和紙ラベル』

日本酒のラベルによく用いられるのが、手漉き和紙ラベルです。

用紙自体は手作りのぬくもりを感じるため、素朴な雰囲気のデザインとの相性が抜群ですが、箔押し加工と合わせれば落ち着いた高級感を演出することもできます。名前の通り、機械ではなく人の手で漉いた和紙のため、一枚ごとに微妙に異なる風合いが魅力です。

ラベルのデザインだけでなく、風合いにも特にこだわりたいという場合におすすめの和紙です。

 

◎和紙ラベル・シールを自作するメリット・デメリット

和紙ラベル・シールを自作するなら、まずメリット・デメリットを押さえておきましょう。

 

メリット:コストを抑えられる

和紙ラベルやシールを自作するメリットは、業者に依頼する分のコストを抑えられ、材料費だけで作ることができるという点です。「デザインを自分で考えてデータにできる」「できるだけコストを抑えて和紙ラベルを作りたい」という方は、自作することをおすすめします。

デメリット:印刷が難しく時間がかかる

和紙を自作するデメリットとして挙げられるのが、印刷の難しさです。

和紙は特殊な紙のため、思うように印刷できない可能性が高く、「紙詰まりが頻発する」「イメージ通りの発色にならない」など、かえって時間とコストがかかってしまうことも考えられます。

確実に美しい仕上がりの和紙ラベル・シールが欲しい場合は、印刷会社に依頼してみてはいかがでしょうか。

 

◎和紙ラベル・シールを印刷会社に頼むメリット・デメリット

次に和紙ラベル・シールを業者に依頼するメリット・デメリットを紹介します。自作するメリット・デメリットとよく比較しましょう。

メリット:質の高いラベル・シールが作れる

印刷会社としっかり話し合うことで、より自分のイメージに合った質の高い和紙ラベル・シールを作ることができます。

「印刷の色味にこだわりたい」「様々な加工を施すことは可能か?」「シールの接着力はどのくらい?」など、プロの目から見て最適な選択肢を相談できるのも嬉しいポイントです。

デメリット:費用がかかる

印刷会社に依頼をする分、自作するよりも費用がかかってしまうのがデメリットです。

事前に予算を決め、担当者と慎重に相談することで予算にあった和紙ラベル・シールを作成するようにしましょう。

印刷会社に和紙ラベル・シールを依頼するポイント

和紙ラベルやシールは、普通の紙に比べるとデザイン内容によって印刷や製版などが難しい場合があります。印刷会社に依頼する場合は『実績の多い会社』に依頼するのがおすすめです。

和紙ならではの問題にうまく対応してくれる印刷会社を選べば、理想に近い和紙ラベル・シールが作れるでしょう。

また、依頼する際には、使用する商品や持っているイメージをできる限り具体的で明確に伝えることが大切です。希望をしっかりと伝えることで、出来上がったときに「イメージと違う」「もっとこうしてほしかった」といった問題の発生を防ぐことができます。

 

◎和紙の印刷工房なら、和紙ラベル・シールが作れる!

ここからは、実際に「和紙の印刷工房」が作成した和紙ラベルやシールの実例を紹介していきます。

 

 

繊細なデザインも印刷できる『奉書紙』

ベーシックな和紙の種類の一つに、奉書紙と呼ばれるものがあります。

奉書紙の多くはパルプと呼ばれる植物繊維を使用していて、裏表があり、表はツルツルしていて、裏はザラザラとしています。パルプを使用した奉書紙は、印刷に適しているのも魅力です。繊細で細かなデザインの印刷にも向いています。

雲龍紙、大礼紙のような華が混じっておらず、フラットな風合いなのでデザインにこだわって和紙ラベル・シールを作りたい人におすすめです。

クライアント:株式会社 渥美フーズ 様 www.foodoasis.jp /toridesign 様 toridesign.blue

簀の目 奉書紙シール:食品パック用

 

お酒には『耐水加工』の和紙ラベルを!

和紙ラベル・シールを作成するときには、目的に応じた加工を施すのがおすすめです。

要冷蔵の日本酒やワインのような飲料の場合や、冷蔵庫や冷凍庫での保管が必要な食材などは、ラベルやシールが濡れてしまう可能性があります。そういう場合には、耐水加工がされている和紙ラベル・シールが最適。耐水加工がなされた和紙ラベル・シールなら、より安心してご使用いただけます。

和紙の風合いを保ちながら、機能性にも優れた和紙ラベル・シールを求めている人はチェックしてください。

クライアント:株式会社 Wakka Japan 様 tawaraya.com.vn/ja

耐水和紙シール:日本酒ラベル

 

『瓶の形状に合わせたシール』の加工ができる

和紙ラベル・シールを使用するアイテムは、多岐にわたります。

ラベルやシールはシワやよれがないようにきれいに貼らなければならないので、それぞれの袋や箱、瓶などの容器に合わせたラベル・シールを作成することが重要となります。

特に瓶は円柱状になっていることが多く、太さや長さ、形状も商品によってさまざまです。

和紙の印刷工房では、瓶の形状に合わせた和紙ラベル・シールを作成することができ、用途に応じて切り込みなどを入れることも可能です。形状やデータの作成に不安がある場合は、アドバイスも行っています。

クライアント:ふじやファーム 様 fjnk.thebase.in

雲竜和紙シール:オリーブオイル変形ラベル

 

効率性を重視して『一括表示も一緒に印刷』

和紙ラベル・シールを商品に貼るときには、できる限り効率性も重視することが大切です。貼るための時間や人員もコストに含まれると考えれば、失敗もを増やさない工夫が必要になってきます。

効率性を重視した和紙ラベル・シールを作りたい人におすすめなのが、商品ラベルと原材料や製造者を記載した一括表示を一枚に印刷したシールです。1点貼りと呼ばれるこの方法は、商品ラベルと一括表示を一度に商品に貼ることができるため、別々に貼る2点貼りよりも手間を省くことができます。

和紙の印刷工房では、このような場合のサイズやデザイン方法のご提案も行っています。

クライアント:アグリーホンマ 様 www.yukihotaru.jp

雲竜和紙シール:お米化粧箱用

 

まとめ

ここまで、和紙ラベル・シールの特徴や、和紙の種類について紹介してきました。

和紙といっても種類は豊富にあり、風合いや見た目が大きく異なるのが特徴です。和紙ラベル・シールを作成したいときには、プロのアドバイスなどを取り入れることでよりイメージに近い和紙を探すことができます。

和紙でラベルやシールを作りたいという人は、ぜひ「和紙の印刷工房」にご相談ください。

お見積りフォームやメールの他、お電話やFAXでもお問い合わせが可能ですので、気軽にご連絡ください。

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