【制作レポート】和紙で制作!オリジナルの散華
2025.07.23 | オリジナル和紙アイテム
仏教の法要などで使用される散華を、和紙などの紙を用いて試作しました。
散華とは?
皆様は散華をご存知でしょうか。
散華(さんげ・さんか)とは、蓮の花弁(生花)や、華葩(けは)を撒いて仏を供養すること。
または、撒かれた花形の紙片を意味します。※華葩(けは)…花びらを模った紙片のこと
基本的に寺院の法要時に撒いて使用しますが、法会記念の散華や、画家さんが描いた絵柄の美術散華として頒布している場合もあります。
また、展示会や観光のお土産として、その他ふるさと納税の返礼品にも選ばれています。
散華をいただいたら?
法要で散華を拾ったり、いただいたりしたら、大切に扱いましょう。
法要で撒かれた散華は、拾うだけで功徳(くどく)があると云われています。
宗派にもよりますが、いただいた後の保管方法の例は以下の通りです。
・仏壇にお供えして仏様を供養する
・お守りとして持ち歩く
・本に挟んでしおりにする
・お札のように恵方に貼る など
日本の文化を伝える!和紙で作るオリジナルの散華
弊社和紙アイテムの一つとして、オリジナルの散華を制作しました。
蓮の花をイメージしたもの(無地・名入れ)、仏様を表す梵字、鳳凰や弊社キャラクターのイラスト入りの4種をオンデマンド印刷(両面)しています。
おすすめしている紙とデザインは以下の4種類です。
散華におすすめの用紙 | 質感・特徴 | 絵柄の見え方 |
奉書紙 | 表面が滑らかで、裏面がざらざらしている。 | 紙が少し薄手のため、裏面の絵柄が透ける場合があります。 |
金銀振り | 表面に細かな金銀箔が刷り込んである紙。 キラキラと光るため華やか。 |
箔部分はトナーのりが悪い場合があります。仕上がりで人物やキャラクターの顔に箔を出したくない場合は要注意です。 |
ハイピカ | 表面が金色の紙。 折り紙の金と比べると少し鈍い感じ。 |
淡い色調の絵柄は見えにくくなるため注意。赤や黒など、濃いめの単色はよく目立ちます。 |
里紙 白 | 両面がざらっとしていて厚手の紙。 | 濃い色を印刷すると、地の影響によりトナーのりが悪いところがあります。ガサガサして見えますが、素朴な雰囲気があります。 |
デザイン一覧(画像は奉書紙)
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蓮の花(無地)
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蓮の花(名入れ)
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梵字 | イラスト |
奉書紙は薄手の和紙のため、両面印刷した場合、下の画像のように裏面へ表の柄が透ける場合があります。
温かみのある柔らかい風合いの里紙、煌びやかなハイピカ、華やかな金銀振りをおすすめしています。
上記おすすめの紙を用いた散華や、撒いた時の様子などは鋭意製作中です。続報をお楽しみに!
まとめ
和紙で散華を作ることによって、より身近に仏教の教えや、日本の心、尊さを感じることができるかと思います。
仏様の暖かな雰囲気を感じるよう、和紙で散華を作ってみてはいかがでしょうか。
お好きなデザインを入れていただくこともできますし、前述以外の用紙でも承りますので、お気軽にご相談ください。